前回も言いましたが、将棋でも何でも勝負事は、勝たないと楽しくも面白くもないのである。
また、将棋の良いところは年上のお兄さんや、お姉さんにも勝ててしまうところが良いですよね。
普通に喧嘩しても、体格差で負けるけど将棋なら勝てますもんね。どんどん強くなっていけば、今度は親にも勝ててしまうのです。
小さい頃に親に勝てると言う爽快感は、他ではなかなか味わえないですもんね。
また、大きくなってもムカつく上司なんかを、フルボッコに出来ちゃうのも気持ち良いですよ。
趣味の一環として、将棋を覚えてみると意外と使える場面があったりします。
そんな訳で、とにかく強くなるにはルールを覚えた後には、この格言たちを覚えた方が早く強くなれますよ。
part1がまだの方はこちらになります!

では、覚えて良かった格言part2行ってみましょう。
将棋の格言とは
本将棋においての戒めや、教訓の意味合いを短くまとめたもののことを言います。
また、勝負に勝つためや強くなるために、意識しておくといい考え方やコツが凝縮された言葉である。
金底の歩、岩よりも堅し【きんぞこのふいわよりもかたし】
自陣の1番手前に歩があって、さらにその1つ上に金がある形は、特に相手の飛車による横からの攻めに対して強いうえに、金は1枚しか使っていないため、駒効率が良い受け方であるということ。
本当に金底に歩を打ってしまうと、飛車を使った横からの攻めを、ガッチリ受け止められるのですよね。
また、金底の歩の形から金を狙われた場合、金を逃げると歩を取られてしまうが金を逃げずに取らせて、手数を稼ぐという思考回路も大切になってきます。
相穴熊では角より金【あいあなぐまではかくよりきん】
相穴熊の中盤以降においては、角よりも金の方が価値が高くなりやすいということ。
そして、お互いが穴熊の場合に金を取ると、相手の穴熊が弱体化するうえに自分の穴熊を崩された際に、再構築出来るためより効果的な攻めとなる。
穴熊戦になったら、気をつけないといけないのが、本当に金の価値が高いというところなんですよね。
穴熊戦では、いかにして金をはがしていけるかが、勝敗をわけてしまうのです。
だからと言って、序盤戦や中盤戦で無理に角を切って攻める必要はないですよ。
歩のない将棋は負け将棋【ふのないしょうぎはまけしょうぎ】
中終盤において最も使い道の多い歩が、持ち駒になければ攻めが続かなかったり、受け方が苦しくなったりする恐れが高まるので、盤上の歩も含めて大事に扱った方が、良いということ。
最も枚数が多い駒なのが歩であり、また1つ前のマスにしか動けないため基本的には、最も価値が低い駒なんです。
しかし、中盤以降で持ち駒に歩が1枚もないと、攻めが繋がらなくなることもあるし、受けに対しても合駒で歩を使っての受けが出来ないので、必然的に価値の高い駒で合駒せざるを得なくなる。
つまり、自分の持ち駒には歩があるようにしておくとともに、相手の持ち駒に歩がない場合は歩を渡さないようにすべきなんです。
両取り逃げるべからず【りょうとり(りょうどり)にげるべからず】
2つの駒取りをかけられて、駒損を避けられない場合どちらの駒も逃げずに、他で有効な手を指した方が、良い局面も多いということ。
これはケースバイケースで、かなり難しい判断を迫られます。
ただ、逃げない方が良い場合もあると頭の片隅においておきましょう。
また両取りをかけられたとしても、次に両方の駒を取られてしまう訳ではないから、駒損をしてでも相手玉へ迫った方が、駒損の価値の差以上に、効果的になりやすいケースもある。
王手は追う手【おうてはおうて】
相手玉を追い詰めていない状態で、王手をかけると攻め駒が取り残されて、戦力不足となり寄せが遠のく可能性が高まるということ。
特に初心者のあいだは、王手をかけると勝ちが近づいているように、感じてしまうことも多いのではないでしょう?
いかに、相手玉を逃がさないようにするのかということが、重要なので王手ばかりに気を取られてはいけませんよね。
番外編
おっちゃんに初心者が、よく言われる格言断トツナンバーワンですね。
これを言われて悔しい思いして、こんなおっちゃん絶対倒してやる!!って思った経験がかなり多いのでは!?
ヘボ将棋玉より飛車を可愛がる【へぼしょうぎぎょくよりひしゃをかわいがり】
初心者のあいだは強い駒である飛車を大事にしすぎて、肝心の玉を寄せられてしまう場合があるということ。
自玉を詰まされないことはもっとも大切なことにも関わらず、飛車を守ってしまうのはあるあるですよね。
常に視野を広くもっておいて、正しく飛車を見切る判断が出来るようになれば、実力が付いてきた証拠になります。
最後に
どれも本当に大切な格言ですよね。
初心者の方は、この局面はあの格言が当てはまったなとか分かるように徐々になってくれば、実力がついてきてる証だし、また上のステップに行っても全然使えますので、この際に覚えてしまいましょう。
この格言がバシッて決まれば、覚えていて良かったってなること間違いなしです。
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